時々フラッシュバックのように、亡き母を思い出すおばニート。
憎きこの老親のバスタイムが苦痛でした。
日に日に醜く老いていった母。
幼い頃から酷く虐待されていたので、いつか仕返ししてやろうとしか思わない対象だったわけですが、いざ力関係が逆転してくると、急にボケたフリをするようになり、弱い老人を装う姿に呆れ果てたものです。
そして、バスタイム。
たるんだ裸体を毎日見ながら、無言でその体を洗ってやる日々。
体を洗うたびに
「親は仇」
と言う単語が頭を巡っていました。
よくある
「親の仇!」なんて
時代劇なんかにあるフレーズも、親が心底憎ければ、こうなってしまうわけです。
老後に虐待されたくなければ、子供は大事にしたほうがいいですよ。
私は母を虐待する前に母が死んでくれたので良かったのですが、介護する期間が長くなると、どうしたって我慢がきかなくなってくるので。
子供すら産んでいない私がこう言うのもなんなんですが、老後の介護期間ほうが子育て期間よりも遥かに長くなる可能性は高いので、子供には好かれていたほうが良いと思います。
こういう気分の時は寝るに限ります。
おやすみなさい。