おばニートと遺産相続 ~ 両親が亡くなる前に税金の勉強を!相続税・固定資産税など


私は父母が既に他界していますが、

「遺産は?」

と言う話がFちゃんからも出たことがあるので、今回はその件について書いていきたいと思います。

まあ、結論から言えば、遺産ゼロでした。(こんな生活をしているので当然お分かりかと思いますが)

父がガンで亡くなった時は、ガン保険等では賄いきれない諸経費が、かなり嵩んだこともあり(現在の保険制度では適用になるものがあるため、当時と状況が異なります)、借金がなかったことだけが救いで、遺産整理後に母が実際受け取ったのは数万円だけでした。

本来なら、遺産の半分を母、残り半分を一人娘である私が受け継ぐものですが、そもそも、上記の通り、遺産自体が少額すぎるのと、母と生活を共にしていたこともあり、話し合いをするまでもなく、遺産の残額も結局母の懐へ。そして、当然のことながら、生活費としてそれらは消えていきました

ちなみに自宅は当時、父所有の持ち家だったので、父の死後は母がそれを相続。ニートの私は当然固定資産税が払えるわけもないので、名義は母となりました。(母が固定資産税を払っていた)

それから数年後。

母も末期ガンになり、父の時と同じように、どんどん所持金は底をついていき、ついに母所有になっていた自宅(持ち家)も手放すことに。

母自身が知り合いの不動産屋さんにお願いして土地および家屋を売却

比較的人気のある土地柄だったこともあり、諸経費を差し引いても、しばらくはなんとか生活できるぐらいの金額を得ることができました。

そして、数年の自宅介護の後、母は他界。

税制がどんどん変わるので、新たな手続きや知識を入れるのがまたかなり面倒でしたが、なんとか処理完了してフタを開けてみると・・・。

またもや

遺産ゼロ(ほぼ)

遺産整理後に、遺産として私が受け取った実際の金額は32円だけでした。(当時の通帳はビリビリに破いて捨ててしまったので、実際の通帳の写真を載せることはできませんが、あまりに衝撃的だったので今でもハッキリと覚えています)

正直、母の介護は地獄のような日々でしたので(この件は本当に酷かったので今後書くつもり)、少しぐらい他に何かあってもよかったんじゃないの?と思う程。(ニートの私ですら、そう思うレベル)

まあ、父の時同様、借金がなかっただけ良いのですが、最期まで筆舌に尽くしがたい壮絶な日々だったので、あまりの遺産のなささ加減と、母からの解放感で、今まで経験したことのない不思議な気持ちになりました。

そんなわけで、以上がおばニートの両親が亡くなった後の遺産相続のお話でした。

これから遺産相続を経験されると言うニートや引きこもりの方々、先述した通り、税制はどんどん変わりますし、固定資産があれば、場合によってはガッポリ国に持っていかれますので、身を守るためにも、早めにご自身に関係しそうな税金の勉強(相続税、固定資産税、等)をしておくことをオススメします。(税理士を雇える程の資産が既にある方はこの限りではありませんが)

なんだか、思い出したら疲れました。

私のように、酷いコミュ障の方は、役所の人とやり取りするのもかなりつらいと思いますが、生きるためにもそこはなんとか頑張って乗り越えてください。(母の時は手続きも煩雑で、人とやり取りしなければならない場面が異様に多かったので、私もかなりつらかったです)

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